トレチノインとハイドロキノンが効くシミ、効かないシミ

トレチノインとハイドロキノンは、シミ治療に高い効果を発揮するため、皮膚科の治療にも多く使用されています。

 

・トレチノインとハイドロキノンについて

 

トレチノインはビタミンA誘導体のことです。ビタミンAと比べると生理活性が約100倍になる事から、シミの治療には高い効果が期待できます。

 

ビタミンAは体内にも存在している成分なので、治療薬として使用してもアレルギーのリスクが低いのもメリットです。角質をはがし肌のターンオーバーを促進させる作用があるので、肌の内部にある色素沈着している部分を上に押し上げ排出させる事ができます。

 

皮脂の分泌をコントロールする作用もあるので、ニキビ予防にも効果的です。
ハイドロキノンは肌の漂白剤と呼ばれる事もあります。

 

シミのもとになるメラニンの生成を抑える作用があるので、これからできるシミ予防の効果も期待できます。トレチノインとハイドロキノンはそれぞれに異なる作用がありますが、併用する事でシミ治療には絶大な効果を発揮します。

 

ほとんどのシミは、トレチノインとハイドロキノンを併用すれば徐々に目立たなくなりやがてほとんどわからない状態まで回復します。

 

・トレチノインとハイドロキノンが効かないシミ

 

しかしトレチノインとハイドロキノンの組合せでも治療効果がないシミもあります。
それが老人性色素斑というシミです。その名の通り老人になると目立ち始めるシミです。

 

薄い状態ならケアできますが、あまりにも濃くなった老人性色素斑では厳しいでしょう。老人性色素斑は長年紫外線を浴びていた事もあって、蓄積されたものが老人になると一気に反動となって現れます。

 

老人性という名前がついていますが、紫外線を浴びる機会が多い人は40代頃から症状が現れることもあります。ひとつひとつのシミが大きいので、ではじめは薄いシミですが時間の経過とともに濃く厚みも出てくるのでかなり目立ちます。顔にもできますが、手や足など全身にも広がっていきます。

 

あまりにも濃い老人性色素斑の場合は、トレチノインとハイドロキノンでは効果がありません。美白化粧品もサプリメントを飲んでも、一度出来てしまうと簡単には消せません。

 

時間が経つほど対処が難しくなるので、治療をするなら早い段階での治療をおすすめします。

 

濃くなった老人性色素斑は今のところ医療用レーザーでした対処できません。医療用レーザーを使えばかなり改善されますが、時間もかかりますし費用もかなり高額になります。

 

長年浴び続けた紫外線の蓄積が原因なので、年を取ってから苦労しないよう、若い頃から紫外線を浴びないように紫外線対策をしっかりと行うことが何よりも予防になります。